市政レポートVol.26|芦屋市議会議員|はせ基弘(長谷もとひろ)

市政レポートVol.26 芦屋の未来編

JR芦屋駅南再開発が中止になると
「国際文化住宅都市あしや」のブランド力に疑問が?
む魅力が無くなる危機がある!


阪神間で都市間競争を行ってきていました。しかし、今回のようなことで劣勢に立たされている小都市なのです。今のままで芦屋は生き残っていくのか?それが問題です。原因は市議会にあります。

いずれは新快速の停車駅は、活気のある西宮へ移るかもしれません?

   再開発が中止になると住宅都市としての魅力やブランド力が確実に目減りすると専門家は指摘しております。現段階での計画を頓挫させると、今後は企業の芦屋市への投資意欲を大幅に減退させると考えられます。今後は更に芦屋の関西における価値と評価を下げる可能性も否定できない状態なのです。反対派の対案は市が不適格とした「街路整備事業」というものでした。無責任なのが議会です。計画図や計画面積、事業費用計算書など何も出さないのです。

私の未来予想図
賑わいをテーマに芦屋の歴史文化を未来へ残す。

   私は既に旧宮塚町住宅の有効活用と公園のイベントのプランを提案しておりました。
元々、神戸市や西宮市のような大きな商業開発が難しい。しかし、芦屋市にはキラリと光る文化と歴史の香る素敵なお店がたくさんあります。

私の未来予想図 賑わいをテーマに芦屋の歴史文化を未来へ残す。

今回、一般質問にも取り上げました。既にやっていますが、いろんな場所で子共たちや大人も楽しめる賑わいを作る「キッチンカー」などが芦屋市でも公園や空き地を活用し「人気のお店がやってくる」という提案でした。例にあげたのは宮崎市の青島ビーチやロスのベニスビーチ、総合公園でのイベントも紹介しました。芦屋市には歴史と文化が多数残されています。
JR芦屋駅南再開発などの資産を有効活用すべきです。


今こそ、そんな資産を再利用し、オール芦屋で考え実行する時なのです。

JR芦屋南地区再開発事業の減額を約35億円行った!
それでも反対する議員たち・・・
この事業を中断すると損失額は約40億円を既に超えるようだが・・・返済義務は議会にあり!


JR芦屋南地区再開発事業の減額を約35億円行った!
   反対する議員達は「街路整備事業」を主張していますが、実施困難な計画であることは市の担当者が何度も説明していました。それを実施するための事業費積算や基本計画図などの基本的計画を用意し、縮減した芦屋市の計画と対比する必要があります。できもしないものを要求したのでは、対案にもなりません。「反対のための反対」でしかありません。総事業費の芦屋市負担は以前の120億円から99億円になりました!再開発ビルは単価を見直し、建築資材を再検討して約1.2億円削減。電線共同溝工事、市道354号線他の無電柱化の取りやめを行い3.7億円削減。用地、買収費用を見直し7.8億円減額。公共施設用地10.3億円減額。地下駐輪場の減額6.3億円。ペデストリアンデッキ5.6億円他の減額などで合計約35億円になります。芦屋市の負担は99億円です。
議会がゴタゴタしている間に間違いなく、地価の上昇がおこるだろうし、現在の建築資材の高騰は容易に想像できます。再開発事業は「果断速攻」で行わないと費用は増えるばかりになる。それが都市計画界の常識です。
芦屋市総合公園の総事業費は185億円、市の負担は96億円だった!阪神淡路大震災の復興途上で総合運動公園の建設に踏み切り市の負担利息を含むと約96億円を20年かけて償還し、令和5年に完済します。年間約5億円。令和5年は0.7億円の返済です。そんな中、昨年度は約10億円の黒字決算の県下唯一の不交付団体が芦屋市です。

総合公園の負債96億円は来年度完済する。これが芦屋市の財政力なのです!

   JR芦屋駅南再開発事業は、芦屋市にとって長年の懸案でした。平成29年、当時の山中前市長のご尽力もあり都市計画決定が行われ、ようやく事業が開始されました。市議会でも合意形成がなされ、その後、現在の伊藤市長に引き継がれたものです。昨年度は実際の工事も開始され、27憶円の市費が投じられました。ちなみに、今回芦屋市の提案を否決した議員のうち8名は積極推進グループのメンバーでもありました。
この事業には多くの関係者の方々がおられます。最も重要なのは地権者の方々ですが、予算が否決されたため十分な話し合いの場さえ持てません。また、予定していた国の補助金も申請できず、ご助力いただいた兵庫県や国の関係者からも不信感を持たれることになりかねません。また駅舎改築を伴うJR西日本との協定の解約の問題も起こることが予測されます。
現在の芦屋市は、多くの先人の知恵と努力の賜物により、阪神間で大きな輝きを放つことができ、全国的にも芦屋という地名はひろく知られています。阪神淡路大震災から市民各位の懸命な努力により見事に復興を遂げつつあり、高級住宅都市の評価は益々高まっています。
未来の芦屋を創るのは、現在の芦屋市民であり、未来に対して大きな責任を負っていることを自覚しなければなりません。JR芦屋駅南再開発事業は、本当に中止してよいのでしょうか? 規模を縮小して、新快速が他市に移り 兵庫県で唯一の地方交付税不交付団体である芦屋市が、夕張市のような赤字を抱え、財政再建団体になるでしょうか、近隣市の西宮市・宝塚市・明石市など財政の厳しさは芦屋市の比ではありません。 
私の理論ですが、点から線、線から面へと、一段と特色のある文化と賑わいのある街づくりをしっかりと目指すべきではないでしょうか? その選択は、芦屋市民一人一人にゆだねられています。

今やるべきことは事業中止ではありません!
芦屋市に足りない魅力を作ることです。

享年89歳 母の死!
助けてやれなかった新型コロナデルタ株


   私の母は脳梗塞が原因で宝塚市で姉の介護を受けながら生活しておりました。4月26日感染していると分かり、あっと言う間に重篤化しました。危険な状態でした。結局そこでの病院は「満床で搬送出来ません」としか言わない。5月2日に亡くなりました。高齢者の場合、逆に症状が比較的軽い人の方が病院に入りやすいと言っていました。この事実はこの経験をした者でないと分からない。
では、重症ならば「見殺しかぁ、、、。」その言葉が何度も頭に浮かんだ。私はその頃ワクチン接種の件SNSを含め100件を超える質問や国の方針確認情報を集め、市民のみなさんの対応をしていた時でした。
母の世代は青春時代を戦争に奪われ、戦後は日本の復興のために、また、阪神淡路大震災の自宅の再建に必死だった世代だ。そんな母の最期がこれでいいのか?
あまりにも無念で仕方がない。
いつの間にか日本は高齢者への敬意を忘れてはないのか?
そんな理不尽な・・・・・・



母の死を経験して私の考える今後のパンデミック対策

  1. 重症者が病院に搬送されずに亡くなることは絶対にあってはならない。
  2. 地方自治体任せにせず、国は国民の生命を守るという絶対使命に目を背けてはならない。
  3. 亡くなられた方には人間としての尊厳を尊重し、決して軽視するような国にならないで欲しい。
  4. 日本製のワクチン製造に予算と研究者、組織を強化するべきだ。
  5. ワクチンに対して、安全性の説明、理解を求めることに国が責任をもつべきだ。
  6. 国の自治体へのワクチン供給は詳細なスケジュールの情報を提供し確実に届けること。
  7. 兵庫県健康保険事務所と地元自治体で情報共有を完全オープンにするべき。
    医師会の先生方も医師として、生命を守ることが出来る唯一の人材として、医師会に加入していないドクターも含め、勤務医師、全医師で対応して欲しい。
  8. 医療従事者の他 エッセンシャルワーカーにも同等の国費の投入をするべきである。
  9. 医療圏を見直し、他市、他府県にも発症者の受け入れの広域連携体制づくりは急務である。
  10. 私権制限の法規制がない「緊急事態宣言下」の国民の行動に制約をつけても意味はない。
  11. 飲食店だけでなく、業種すべてを公平にするべきだ。また、飲食店が元凶のようなエビデンスに乏しい情報のみを取り上げすぎる。
  12. 知事、市長へ国は頼りすぎるが、そのくせコロコロ方向転換する。
  13. フェイクニュースの取締の強化を!
  14. 新型コロナの後遺症について、国の責任において補償と治療を行うこと。
会派「あしや しみんのこえ」幹事長 たかおか知子/副幹事長 長谷基弘/会計責任者 中村亮介

文春オンラインは障がい者を理解をしているのか?


    文春オンラインの記事の発端は、私が公明党の徳田議員の議会での発言について昨年11月25日に刑事告訴したことです。徳田議員は、私が副議長に立候補した際に、「議員には誠実性と清廉性が要求される」と前置きしたうえで、「立って歩いているというところも現認しております」と発言して、私が副議長として不適任と表明したと同様でした。しかし、私は、事実、車椅子がないと社会生活は送れません。自力でずっと歩けるのであれば車椅子で政治活動はしません。私は突発性両大腿骨骨頭壊死症・両大腿骨顆部壊死により、肢の著しい機能障害として平成17年兵庫県審査会で2級1種の判定を受けました。2級の基準は10m以下を補装具無しで自立歩行可能で片脚立ち10分可能が基準です。
文春オンラインは障がい者を理解をしているのか?
私は全く歩くことが出来ないなど一度も表明したことはありません。装具をして5mほど歩くことが出来ても、ずっと歩けないので車椅子を用いると議員として清廉性を欠いていることになるのでしょうか?議会の自浄能力で問題発言をいさめ、芦屋の障がい者への理解と政策を進めてもらいたくて、松木議長にこの点についての申し入れをしましたがハラスメント、差別発言として調査の必要は無いと一蹴されてしまいました。
文春オンラインのいう「芦屋市議会で問題になっている」というのは事実に反します。
また、私のために過去バリアフリー化して高額な経費がかかるとの間違った認識問題です。障がい者への無理解をこのまま放置してしまえば、芦屋市の障害者政策にネガティブな事例を残してしまいかねません。
徳田議員に3回公開質問状を出しましたが、健康を心配したからとのびっくりするような返答でした。やむなく告訴するに至ったのです。告訴にあたっては、上記の発言の捉え方を芦屋警察に説明した結果、昨年11月25日に正式に受理されました。
写真は私の身体者障害手帳と難病受給者証
写真は私の身体者障害手帳と難病受給者証
この徳田議員の発言は、令和3年5月31日の全体協議会という公の会議での発言です。政策で議論するのは大事です。熱くなることもあるでしょう。しかしそれはあくまでもより良い芦屋の将来を見据えてのものでなければなりません。この点について、私には一点の曇りもありませんので、屈せず戦っていきます。今後、私のような障害を持つ人が議員になろうとしたとき、今の私と同じ思いをして欲しくありません。また、今回の記事を読んで同じような目で見られるという障がい者の声を多数いただきました。障がい者の実態を正しく理解していただけるように私も目一杯努力します。ユニバーサルデザインを目指す総合計画や「芦屋市共に暮らすまち条例(愛称)」の意味を大事にしたいのです。


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