市政レポートVol.25|芦屋市議会議員|はせ基弘(長谷もとひろ)

市政レポートVol.25 芦屋の未来編

JR芦屋駅南再開発事業の実施は議員の反対で
暗礁に乗り上げた 芦屋市の未来はどうなる?


   昭和21年から始めていました。今年で76年目になります。震災により事業凍結してから地元の方々の我慢も限界を既に超えており、事業の停滞はもはや、一日たりとも許されるものではありません。(伊藤市長談)



昨年度10年後は基金(預金)がマイナス9億円と大騒ぎした議会ですが、実は?

   今回の芦屋市の収支見込みの10年後(令和12年度)の剰余金と基金の合計は42億4,700万円で,昨年度の収支見込の10年後(令和11年度)の金額▲9億2千万円と比較すると,約51億6,700万円も増加しています。改善されていて、これが理由でJR芦屋再開発を反対した議員の見解を聞きたいです。

再開発ビルは地権者さんのために必要なのです。贅沢なビルではないのです。

   再開発ビルに批判があるようですが、このビルは地権者さんのためでもあります。地権者さんの土地をそのまま購入するのではなく、所有土地をビルの床に交換するためこの再開発ビルが必要になります。そうすることによって事業費の抑制策にもなるのです。また、JR西日本の駅舎の工事が進んでいます。この段階での事業の中断は、地域の皆さんや関係者の方々に多大なご迷惑と信頼を失うことになります。JR西日本との相互協力のもと事業を行なうこととして、平成30年6月に「JR芦屋駅改良工事等の施行に関する協定」を締結しました。これは芦屋市が駅前再開発事業を行うことを

受け、JR西日本が駅舎の改良をするという協定です。違反すれば損害賠償が当然発生します。


約35億円削減した駅前イメージ約35億円削減した駅前イメージ JR側の工事は着々と進んでいますJR側の工事は着々と進んでいます

JR芦屋駅南再開発が中止になると
「国際文化住宅都市あしや」のブランド力に疑問が・・・


   阪神間で都市間競争を行ってきていました。しかし、今回のようなことで劣勢に立たされている小都市なのです。今のままで芦屋は生き残っていくのか?それが問題です。住宅都市としての魅力やブランド力が確実に目減りすると専門家は指摘しております。現段階での計画を頓挫させると、今後は企業の芦屋市への投資意欲を大幅に減退させると考えられます。今後は更に芦屋の関西における価値と評価を下げる可能性も否定できない状態なのです。
「今回の開発頓挫がJR西日本の機嫌を損ね、新快速停車駅を返上するような事にならなければ良いのですが」(SNS地域探訪記事)と心配する声もあります。
反対するのは議会ですから理解できますが、前期在職していた印の議員で反対している者は対案を含め、この問題をどうするのかを責任をもって公表するべきです。

印は前期の議会で全会一致で再開発を認めた議員です。

J R芦屋駅南再開発賛成したグループ

(敬称略)

長谷 基弘  たかおか 知子  中村 亮介 (あしや しみんのこえ3名)
平野 貞雄  ひろせ 久美子  川島 あゆみ (共産党3名)
大原 裕貴  浅海 洋一郎 (日本維新の会2名)
山口 みさえ (新社会党1名) /  (合計9名)

芦屋市に経費削減を求め、当初の予算を大幅に減額したことを評価、経費を抑えて一日も早く街づくりが完成するように求めています。

J R芦屋駅南再開発反対したグループ

(敬称略)

松木 義昭  福井 利道  福井 美奈子  米田 哲也  川上 あさえ (自民党5名)
徳田 直彦  帰山 和也  田原 俊彦 (公明党3名)
青山 暁  大塚 のぶお  中島 健一(Be Ashiya3名)
寺前 尊文(無所属) / (合計12名)

昨年「街路整備事業」を提出したのは寺前議員(無所属)と川上議員(自民党)ですが説明なし!
対案の説明を早急にするべきだろう。


再開発条例があるのに否決??
JR西日本と芦屋市の協定は内容を考えると・・

JR芦屋駅から南側を見たところ
JR芦屋駅から南側を見たところ
   平成30年に「再開発事業の施行に関する条例」と「JR芦屋駅改良工事に関する協定の締結」を市議会の全会一致で可決しています。しかし、これらの条例や協定を反対派は一切放置しています。再開発事業を認めている一方、予算を否決するなど考えられません。JR西日本との協定書では芦屋市負担として36億5905万3000円の支払い義務が規定されています。市答弁によると市負担額の部分の50%程度は国庫補助を見込んでいたということです。
ただし、事業手法が変更となると36億5905万3000円の負担は全て100%芦屋市が負担することとなります。国の補助金は現在、予算を否決しているので受け取りが出来ない状態に陥りました。

会派「あしやしみんのこえ」の
予算要望が実現しました。


芦屋市立西蔵子ども園
芦屋市立西蔵子ども園
  • 障がい者差別解消・条例のための予算の確保。

  • 西蔵子ども園の近隣への安全確保と対策。

  • 宮川小学校のトイレの全面改修(昨年度要望)。

  • 産後ケアサポートの更なる充実。

  • ノンステップバスの導入100%を目指す。

  • パイプライン廃止後の代替え案は全市的な視点で行う本会議答弁で明らかにし、新たな収集方式の採用を検討することになった。

  • 委託事業社への監査体制の強化。

  • ICT教育の推進。

  • 民間介護職員へのバックアップ(研修費用負担を昨年度から実施)。


「施政方針から芦屋市の未来を考える」
という会派代表質問を行いました。
14項目を行いました。(3月議会は代表質問のみになります)


打出公園と旧芦屋図書館
打出公園と旧芦屋図書館

多数の企画案を議論しました
  1. 「教育の街あしや」の復活と小学校のICT教育の環境整備を先駆的に実施するその手法。

  2. 芦屋市のユニバーサルデザインの街づくりについて。

  3. 南芦屋浜地区のまちづくりで,「交流とにぎわいのあるまち」の更なる発展をさせるために。

  4. JR芦屋駅南地区市街地再開発事業の未来について、今後の事業を進める過程と街路整備事業の問題点を確認した。

  5. 文化行政の阪神間モダニズムにより醸成された生活文化を発信し,愛着とまちの魅力を高める事業の内容について


「打出の小道プロジェクト」について打出教育文化センターの改修などの関連性を質問し、その投資的効果を議論しました。

   芦屋市の場合、大規模な開発は不可能ですが、個性的な市内のショップをはじめ、点在する名所や伝説が残存しており、それを繋げることが出来れば回遊性豊かなエリアブランディングが可能なのです。打出小槌町・春日町には多数の文化財があります。旧芦屋図書館(文化財登録)、昭和34年開園の「打出公園」通称:さる公園、金津山古墳(春日町)打出小槌古墳(打出小槌町10)、多数の道標や地蔵尊など旧西国街道の名残があります。打出西国街道は生きている道の歴史であると共に、春日町や打出小槌町一帯は歴史と伝説の町なのです。阪神打出駅も明治の駅舎の石組が現在でも残っています。打出商店街や稲荷山線沿いのショップも人気があり、私はこれらを再整備し、打出商店街の活性化や打出公園がかつてそうであったような賑わいが戻って来ることに期待し、推進して参りたいと思います。

公示地価の兵庫県内1位は船戸町です。
上昇率は業平町が兵庫県内1位になりました。


   国土交通省は3月23日に公示地価(令和3年1月1日現在)を発表しました。阪神南地域で軒並み住宅地は▲0、1%と9年ぶりに下落している中、芦屋市の住宅地は、緊急事態宣言の影響で特に高額物件の取引が鈍く上昇幅も若干縮小しましたが、0.6%のプラス。JR芦屋駅北側の「船戸町」が前回に続き県内で1位を維持していました。一方、商業地としては、住宅地よりもコロナ禍の影響が大きかったとされていますが、マンション需要にピッタリの「駅チカ」の土地はコロナの影響を受けにくかったようで、上昇幅は0.5%のプラスとなりました。JR芦屋駅南側の「業平町」は5.0%プラスで、上昇率は県内1位で、再開発事業に対する期待感が続いています。
芦屋市のブランド力はまだありますが、このJR芦屋駅を中心とする船戸町、業平町が引っ張る形だけに事業ができなければ一挙に値下がりもあり得ると専門家は指摘しています。
(船戸町5−24 249万5867 円/坪 +4.14 %)
(業平町5−21 208万2644 円/坪 +5.00 %)


芦屋市立精道中学校の学校給食が始まりました。新校舎建設も進んでいます。

打出公園と旧芦屋図書館
打出公園と旧芦屋図書館
   精道中学校は私の母校(26回生)でもあります。新校舎の図書室には16回生の作家「村上春樹さん」の特別コーナーがあります。4階建ての校舎になりグランドを広くとる工夫もされています。敷地面積が市内で一番狭い精道中学校ですが、放課後にはクラブ活動ができるスペースの確保など、創意工夫の結集のような中学校になりました。「諦めない心」は精道中学校の伝統でもあります。

会派「あしや しみんのこえ」と一緒に未来を考えませんか?
会派結成3年目!
色んな分野で活躍するプロの政策集団を目指します。

   私たちの会派は市民目線の議員活動を行っております。今後は次の世代に残せる芦屋について、意見交換やワークショップを会派でも考えています。


【例】
「住民投票条例制定を考える」
「国際文化住宅都市建設法って?」
「市議会議員の仕事ってなに?」

少数の勉強会の開催を企画しています。
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幹事長 長谷 基弘  /  副幹事長 たかおか 知子  /  会計責任者 中村 亮介
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